FC2ブログ
 

余はいかにして(RDA調査紀行)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ERモデルって?そして。

※本ブログのコンセプトは、ぺーぺーの図書館員が体当たりでRDAを理解しようとしている経緯の記録です。
専門家が何かを上から教えるという内容ではありません。したがって誤りもあるかもしれませんし、なんだよ今さらこんなことかいという内容のこともあります。ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

予習の段階で取ったノートでややマシなとこを書き写してみよう。

FRBR ER モデル (entity-relationship model)とは

前回マジで旅する5秒前の最後にFRBRのERモデルがちょろりと出てきた。

この用語はもともとコンピューターサイエンスのもの(らしい)
そのうちEntity=利用者が何に興味があるのか、利用者の興味の対象がEntityであり(と、私のノートが言っている)、書誌レコードのキーとなるオブジェクトのことである。
…違ったらゴメンナサイ。

で、relationshipはそのentity同士の関係の記述のことで→で表現される。


Entityは3つのグループに分けられる。
Group1
対象
Work
Expression
Manifestation
Item

Group2
責任を持つ主体
=作ったり書いた人
Person
Cooperate body


Group3
テーマ
Concept
Object
Event
Place

Group1は日本語では、work 著作、expression 表現形、manifestation 体現形、item 個別資料なんていう風に訳す。
図書館界のひとであれば一度はどこぞで聞いたことのあるこの用語。
しかあしこれはけっこう、もやっとポイントで、じゃあ説明してみろと言われると、その、そう、つまりはと口ごもり…(よくわからん)、となりがちなポイントではないだろうか。ものわかりがわるい私だけか?(まあ、そうかも)

ここで私がIAALが開催したRDA講習会で蟹瀬さんの話を聞きながら、妄想したイラストを見てみよう。
image_201308041154453c9.jpg


ようは、workというのは作品のコアとなる、概念の状態でそれ自体には言語や形態(本やら映画やら)身に纏うものはないのです。気体みたいね。
そのWorkを、何語でどういう表現で発表するのかという情報でコーティングしたものがexpression 、さらにそれをA社から5000部何月何日に出版などの情報が加わったレベルがmanifetation、それらのうち1点がどこに保管されていて、No.何番でという個別資料に関する記述がitemだ。

これをNACSIS-CAT脳で理解すると、従来の書誌記述レベルがmanifestation、所蔵情報がitem、コードエリア(資料種別、言語コード)がexpression、統一書名典拠がworkみたいなイメージが近いかな、と思う。
統一書名典拠とは、無著者古典作品(千一夜物語など)や聖典の作品に付けられるタグのようなもので、そのタイトルの各言語や表現のバリエーションが記録されている。これを書誌に記録しておけば、日本語の千一夜物語とアラビア語のそれがリンクされずらっと一覧することができるのだ。

これらをふまえて、じゃあ、AACR2からRDAで何が大きく変わるのというと、これまで主だったmanifestation レベルの記述に加えて、 workとexpressionレベルの記述内容がを拡充することじゃないだろうか。
例えばブルーレイディスクのハリポタはこれまでメディアタイプをコードで記録して、その詳細は注記するしかなかったけど、それを expressionレベルに細かく記述できる。
また統一書名典拠のように限られた資料だけでなく多くの資料にworkのリンクを付けられるのでハリポタの本と映画とDVDがまとめて一覧できるような機能が充実する(かも?)ということ。

ただしいかに、切れ目を細かくしたデーター構造を用意してもどの程度の精度で目録を作成することになるのかはカタロガー界の体力次第、ともいう。
現在の人的リソースで更に詳細な項目を記述することは、可能でしょうか。
アメリカではどの程度この概念を実現してるんでしょうね。
スポンサーサイト

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

 

トラックバック

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。