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余はいかにして(RDA調査紀行)

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RDAワークショップ byBarbara Tillett 2

二日間のワークショップが終わった。
世界的には三日間のところ、日本では切り詰めに切り詰めて、二日間。

本来#10-16=special topic of materials(だったかな?)にあたるところは省略されたが、FRBRから始まり、manifestations itemsの属性の記述、work expressionの属性の記述、family etcの属性、relationshipの記述方法、に加えRDAツールキットのインストラクションまで

盛りだくさん。

それが、何がすごいかというと、それを全部Tillett博士が読み上げてくれるのだ。
そしてそのパワポの資料には日本語訳が付いていて、
配布資料にも日本語訳が付いていて、
質問には愛知淑徳大学の鹿島先生が通訳をしてくれて。

これが、ほんとに、資料費代3000円だけでいいの!

ちなみに、かばんまでかわいかった。
RDA_WSbag.jpg

お水も2本も付けてくれた。

つまりは、それだけTillett氏がRDAを広めたいと心から願い、みんながそれをサポートしたい気持ちでいっぱいなのではないか。そうでなければ、とてもあんなにできないよ!
(準備期間1か月?で全翻訳とか)

なお、今回のWSで使ったテキストはTillett氏が作って世界中もって歩いているだけあって、包括的かつほぼ思想が理解できる内容で、今回は研修参加者だけ購入可なのですが、

手直して樹村房から11月に発売だそうです。
たぶん、とても良いのではないかしら。
パワーポイントが元なので、専門書のように硬くないし、お勧めします。

971113_10151819393893433_2005321682_n.jpg

研修について。
初日9/5、東京は生憎の大雨だったのですね。
電車に閉じ込められて遅刻した人もいます。

Tillett氏も濡れてしまい、それでも1日目は"熱がないからアレルギーよ"といっていたけど、案の定翌日は声が掠れてしまって、その体調で二日間×七時間!14時間話し続けた。
頭が下がる。というか、熱意におされた。

1231133_10151819394178433_1559576382_n.jpg

FRBR→RDAに入る。

簡単にFRBRクイズもあった。
色々と教材をチェックしていたときに見ていた教材を多く使って説明していた。
Library of Congress (LC) RDA Training Materials

例えば次はそれぞれFRBRのWork Expression Manifestation Itemのどのレベルでしょう?

A. Digitized version of the printed Oxford University Press text published in 2008?
B. Leatherbound autographed copy in Rare Books Collection?
C. French translation?
D. London Symphony Orchestra 2005 performance?
E. Shakespeare’s Hamlet?

懐かしいことをやって、白文字で書きますので答えは↓に(カーソルでなぞって反転させてくださいね)

A:Manifestation
B:item
C:expression
D:expression
E:work


間違ってたら・・・すみません。

※ちなみにLCの教材はクレジットさえ入れれば編集も再配布も再利用もOK(と、Judith Cannanが言っていたし、Tillett氏の教材にも書いてある)
もし勉強するならすべての近道は、翻訳をすること、じゃないかな。

※ただし、RDAを読み込んでいる立場からすると割とLCバイアスがかかっている場合もあるそうです。そりゃそうか、LC向けだもんね

RDAについて常に繰り返しおっしゃっていたのはただ


1. Take what you see.
見たまま記述=大文字小文字使用法

2. No abbreviation!
省略しない
1185514_10151819394353433_1994810051_n.jpg

3. RDA is better to use online version.
とにかく、紙バージョンはお勧めしないわ!


4. あるものをFRBRのメガネで見直すだけなの

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途中RDAでどのようにBibliographic recordやAuthority recordをどうやって記述するかにはめげそうになりましたが(そこ大事なんちゃうんかい・・・だって、だってRDAの読み込みが・・・メソメソ)

でも、疑問に思ったら"Tillett氏に直接聞ける"!!

それがこのWSのすごいところです。

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目録を取るつもりでRDA的に図書のBibliographic recordを記録する練習問題も1問できたし。
(ちなみに、詰まりまくりました、まわりはきっとすらすらできていたことでしょう)

そして最後の「なぜ、RDAは必要なのか」
これは、その発売されるテキストを読むのが一番いいでしょうね。
そしてかいつまんで言えば、これまで色々な論文で引用されていること以上にはならないのです。
生の声が一番だと思う。

ただ、とにかく
使いまわして、使いまわされるデータを作って、脱図書館ガラパゴス!

っていいのかな、だめなのかな。

最後にこのWSのQ&Aをメモがある範囲でシェアしておきます。

Q? 収録論文と収録誌の関係
A 各々がwork単位で確立、それをシステムで一緒に表示するなど引き出し方を処理する

Q degital にtxt とhtml(例えば)があったらそれはmanifestationかexpressionか
A manifestation

Q 日本語の書誌はLCでは出版年を「見たまま書く」の原則で元が漢数字だったら二○一三みたいに書いてるけどナチュラルじゃない、見やすくない。言語によってこの法則を変える可能性はないの?
A ない

Q 動画についてPCでしか再生できないファイルは視聴覚資料になるか
A 必要があれば複数記録できる(どういったことだったか・・・)

Q relationの指示語をコードにしなかったのはなぜ?(そしたら表示語だけ各国語に翻訳すればいいから楽なのに)
A コードはあるし、いずれそれぞれの要素はURIでリンクするイメージ

Q 会議名の典拠は会議録がモノグラフのときは標目に開催頻度を付けて、シリアルでとるときは開催頻度を記録しない、とするとその典拠は別個のものになる?
A (別個なんだろうなあ)

Q (まだ未作成の)Subject Headingは将来的にWorkレベルになる?
A なる。11月JSCミーティングで何か決まるかも

Q bibframeについて個人的な見解
A 時間がかかりすぎる。FRBRモデルでない形で作られようとしている。あまり賛成できない。

Q RDA理解にお勧めの図書館は?
A フランス国立国会図書館Bibliotheque nationale de France BNF)、スウェーデン国立国会図書館。
※BNFはColumbia UniversityのKate Hartcourtもこれが理想よ!と、夢見るように言っていた。(Bento styleもここで聞いた)

まだほかにもあるかもしれないけど、まずは、ここまで。
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